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ダイバー人口の増加?
先日当グループの1つBALLENAS】において、某新聞社の取材を受けました。
当日は突然の取材依頼の為、内容を把握出来ていなかった訳ですが・・・、

当社の取材記事の削除をお願い致しました。

取材に来られた記者さんも実はダイバーだそうです。
FAXにて、「ダイバー人口増加のためにも、是非ご協力お願いいたします。」と
協力を依頼された訳ですが・・・、

『ダイバー人口の増加』 僕がこの業界で働き始めた26年前

『スキー人口に追いつけ・追い越せ』 
な~んて合言葉を周りのインストラクター皆が言っていたのを覚えてます。
当時はダイビング業界も未熟で
凄~く熱かった

image003.gif『彼女が水着にきがえたら』 

ってタイトルの映画が丁度流行った時期です。

実はこの映画の水中シーンに僕自身も参加しました。

映画は原田知世さんと織田祐二さんの主演で大ヒットでした。

水中シーンも多く、ダイバー人口は間違いなく増えたはず。



さて、何故大手新聞の取材記事の削除をお願いしたのか?!
広告ではなく取材記事です。

『広告』とは、もちろん一定の広告料を支払い掲載して頂くもの。
『取材記事』とは、報道部の記者さんが取り上げたい話題を記事にする訳で、
広告料は一切発生しません。

通常、取材の依頼を受ければ喜んでお受けするのが我々の立ち位置です。
今までにも、テレビ・ラジオ・雑誌の取材は多々受けてきました。

それなのに何故?

『広告』ではなく、『取材記事』と言うことは、協力できる内容か否かを判断する必要がある!!

BALLENAS】は県下唯一のインストラクターコースを開催するプロショップであり、誇りがあります。

愛媛県内の某大学のダイビング部

同じ記事においてBALLENAS】と横並びに紹介するとの事。
 正直、怒りに震えました。

以前から忠告してある事で、彼らの活動は決して望ましい物とは思えない。
ましてや、彼らの様なダイビング活動をする人の増加など・・・。

大学に入学したての1回生にダイビングの指導をする。
誰が? ⇒ 上級生のオープンウォーターダイバーが行っています。
しかも、無資格のままダイビングへ行く!

たまたま、昨年中にそのダイビング部の部長さんと話をする機会がありました。
大きなお世話かも知れませんが、色々とご忠告差し上げましたが・・・。

その後、色々と調査しました。(OBなどに直接聞き取り調査をしました)
OBで広島の某高校教師Hさん(PADIインストラクター資格を持つ)
が毎年夏休みを利用して後輩の講習に来ています。

ただ、1回生が入部するのは4月、
高校教師のHさんが来るのが夏休みの8月、

4月~8月までの間、PADIインストラクターのHさんが電話で指示をだします。
オープンウォーターダイバーの資格しか保有しない上級生が、
その指示に従い、高校を卒業仕立ての18歳(未成年者)の指導をします。
『実際にBALLENASのある双海町の海でも時々見かけます』

              

これ以上説明する意味は無いと思います。

我々も『ダイバー人口の増加』については26年前から真剣に向き合っています。

しかし、無謀でモラルの無いダイビング活動をする人の増加は = ダイビング事故の増加。

BALLENAS】を記事の内容から外して貰うようにお願いした理由です。

実際に新聞記事を観て、『今年の夏ダイビングを始めよ~』という方も居られるでしょう。
一般読者に正しいダイビング活動を見極める力があるのでしょうか?

              

実は僕の姪っ子、今年の4月から日本体育大学に入学しました。
そして、ダイビング同好会に入っています。
彼女は現在アシスタントインストラクターの資格を保有し、
日体大はNAUIのスクールファシリティーであり、
NAUIのインストラクターがちゃんと新入生達の指導にあたっています。

他にも 東北学院大学スキューバダイビング部
     
     大阪大学スキューバダイビング部

     高知大学医学部ダイビング部

     東京医科歯科大学スキューバダイビング部

等、新入生に資格を取得させた後に活動をする規律あるダイビング部が一般的です。

              

高校を卒業したばかりの新入生(殆んどは18歳の未成年者)
彼らがダイビング活動において何が正しく、何が間違いか・・・、
それを見極められると思いますか?

車社会の日本、車を運転する為には免許が必要である事。
これならば、確かに18歳と言わず小学生でも知っている事かもしれません。

しかしながら、ダイビングについて?!

30歳になっても、40歳になっても、知らない人は知らない!

なぜならば、26年間頑張ってきたんですが~~~。

なかなか、ポピュラーな存在にはならず、
まぁ、ダイバー人口も・・・、ん、ん、ん、

ダイビングって日本国民全ての、或いは、大半の人が熟知している!
な~んて事はないんですよね~!!

われわれインストラクターの役割!
正しい知識と技術を伝えるのはもとより、ダイビングの普及活動もとても大切で、
多くの方に認知して貰いたいと心から望んでいます。

もちろん何も知らない新入生は、上級生を信じてダイビング活動を始めるでしょう。
彼らは何も悪くない。 では何故悪しき伝統が受け継がれていくのでしょうか?

広島の高校教師Hさん、指導者でありながら・・・
ダイビングの資格を持つ大手新聞社の記者さん・・・

              

コースディレクターって何かご存知ですか?
ダイビングのインストラクターを指導する人
まぁ、インストラクターのインストラクターみたいな感じです。

『ダイバー人口の増加』

我々はコースディレクターとして、、多くのインストラクターを養成したい。
そして、そのインストラクター達がモラルある、多くのダイバーを育てて欲しい。

              

現実に、ダイバー人口は10年前からあまり増えている訳ではありません。
しかし、ダイビング事故は10年前より遼に増加しています。

我々はダイビングをする人を増やしたいとは考えていません。

モラルあるダイバーを増やしたいと考えています。
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コメント

私は某ダイビング部を経て
今もダイバーとして時々ダイビングを楽しんでいます。

地元のダイビングを検索中貴社のblogを発見し、記事を読ませて頂き、衝撃を受け勝手ながら、コメントさせて頂きました。

実際にダイビングってオープンウォーター資格で誰かを教えてって無理じゃないですか
そんなこと
私にも考えられません

今までに、事故は起こってないのでしょうか?
正しい知識のある継続的なアドバイスや対処は誰がするのですか?
それはオープンウォーター資格者ですか?
オープンウォーター資格なんてダイビングしたことない人が3日位で取得できるコースですよね?まだ初心者で不安があった記憶があります。

もし事故が起きて誰が応急処置をするのか?
学生ですか?
しかもCPRや潜水病の知識はあるのですか?

事故の対処法のコースもあったかと記憶しています。
みんな受けているのでしょうか…??初心者なのに?

そんないいかげんでいいのでしょうか?
死に直結する可能性のあるダイビングで…大学という場所で…
正直信じられません。

衝撃的でした。

いつまで続くのか私から考えると正直怖いです。親御さんは不安を感じる現状でもない訳ですよね??

…これからの改善と無事故で誰も悲しい思いをしないことを
本当に心から祈っています。

blogを書かれた方が
おっしゃるように
そんなダイバーを広告で増やすことは恐ろしいことだと思います。。
ダイビング未経験ですが。
記事を読んで…
気になってました。
ダイビング始めようと思ってたんですが…不安でした。

ダイバーRさんのコメントを見て、やっぱりそうかなと思います。やっぱりしっかりしたダイビングお店さんじゃないと不安です。せっかくならダイビングも続けていきたいし…。
楽しみたいですよね。

ダイビング始めるのも、いろいろ調べてからですね。新聞でもそうならインターネットなんてもっとひどそうだし…

管理者様のブログ楽しみにしてます。

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プロフィール
HN:
Kenji.N.
年齢:
57
性別:
男性
誕生日:
1967/09/06
職業:
ダイビング インストラクター
趣味:
海をみる事
自己紹介:
18歳の時にオーストラリアでSSIのインストラクターになり、
5年後の23歳にPADIへクロスオーバー。
その後、NAUI、BSACへもクロスオーバーをし現在に至る。
オーストラリアを離れた後は、クラブメッドに就職し、マレーシア&シンガポールにて勤務。
クルーズ船のクラブメッド2のダイブクルーとして、バヌアツ、フィジー、タヒチ、及びニューカレドニアの南太平洋を周る。
ニューカレドニアで下船、そのまま島に居ついて数年後、メキシコのラパスへ移住、バハカリフォルニアのカボサンルーカスにて【BAJAMAR】を開業。
社名を【Dolphin`s Head】に改名し、カリブ海のカンクンに支店を設置。

ラウンドオペレーターの【LORETOUR】をロレトにて開業、【Hyperbaric Mexico】として、減圧症の治療を行う施設をカボサンルーカスのアメリメッドホスピタルに開業。

2007年に拠点を日本に移し、【BAJAMAR】を愛媛県松山市に移転オープン。

2010年に【BALLENAS】を新規オープン。
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